今週のドル円相場予想:FOMCと日銀を控え波乱含みの展開か?

今週(12月16日週)の金融市場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)と日銀金融政策決定会合という2大イベントを控え、波乱含みの展開が予想されます。特にドル円相場は、両中央銀行の政策決定とその後の市場反応に大きく左右される可能性が高く、注意が必要です。

FOMC:利下げは織り込み済み、焦点はドットチャートとパウエル議長発言に

FOMC(12月19日木曜早朝)では、0.25%の利下げがほぼ確実視されています。市場の関心は、利下げの有無ではなく、今後の利下げペースを示唆するドットチャートとパウエルFRB議長の発言に移っています。

9月時点のドットチャートでは2025年末までに計1%の利下げが示唆されていましたが、今回の発表では2025年中0.5〜0.75%程度への下方修正が予想されています。もし仮に0.25%程度(2025年1回)にまで下方修正された場合、ドル高に繋がる可能性があります。

また、パウエル議長も利下げペースについては慎重な姿勢を示すとみられ、市場の予想通りであればドル高材料が揃っているようにも見えます。しかし、すでに市場である程度織り込みが進んでいるため、サプライズがない限り大きなドル高には繋がらない可能性も考えられます。

日銀:利上げ見送り濃厚も、円安への警戒感も

日銀金融政策決定会合(12月19日正午頃)では、政策金利の据え置きが濃厚とみられています。直近の複数のメディア報道もこの見方を後押ししています。

しかし、植田総裁は円安進行への警戒感を示しており、ドル円が155円を超えて上昇するような場合には、政策変更の可能性も排除できません。仮に据え置きとなっても、来年1月の会合での利上げを示唆するようなタカ派的な発言があれば、円安に歯止めがかかる可能性があります。逆に、ハト派的な発言で市場を失望させれば、大幅な円安となるリスクも警戒されます。

ドル円相場:155円を突破できるかが焦点

今週のドル円相場は、FOMCと日銀会合の結果と、それに伴う市場の反応に大きく左右されます。FOMC前に発表される米PMIや米小売売上高などの経済指標も、市場のムードに影響を与える可能性があります。

テクニカル分析では、ドル円は一時150円を割り込んだ後、日銀の利上げ見送り観測の高まりを受けて上昇し、153円台後半で推移しています。日銀会合までに155円を突破できるかが焦点となり、突破した場合には一段の円安が進む可能性もありますが、その後の反動も警戒が必要です。

今週はクリスマス休暇前ということもあり、市場参加者の減少も予想されます。そのため、FOMCや日銀会合の結果次第では、思わぬ値動きが発生する可能性もあるため、注意が必要です。

今週のドル円戦略

基本戦略はドル買いですが、FOMCと日銀会合の結果次第では柔軟な対応が必要です。

  • 押し目買い:152.00円、151.00円、149.40円付近は押し目買いのチャンス。

  • 上値抵抗:153.87円、155.00円、155.60円付近は上値抵抗線として意識。

  • 日銀会合:サプライズ利上げの場合は急落が予想されるが静観、据え置きでもタカ派発言なら円買い警戒。

  • 日銀会合当日の夕刻には日経新聞主催の年末エコノミスト懇親会が予定されており日銀の総裁が挨拶を行うことからここでのコメントにも警戒

FOMCと日銀会合という重要イベントを控え、今週のドル円相場は大きく動く可能性があります。最新の情報をこまめにチェックし、柔軟な対応を心がけることが重要です。

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